大変な撮影ほど「最高だ!」と思う*
こんにちは、KOMICHI photographです^ ^*
今日は、撮影のお話。
- 撮影のとき子どもが言うことを聞いてくれない
- 着物を着てくれない、衣装を着てくれない
- 立って欲しい場所に立ってくれない、そして逃げる。笑
こういうパターンのご撮影って、パパやママ的には、とっても気疲れします。
私自身、自分の息子2人の撮影で、このパターンのときは撮影の後ぐったりしちゃうし、
スタジオで働いていた時も、出張カメラマンになってからも、
お客さまの様子を見ていて、疲れただろうな〜って。
「思い描いていた和やかな撮影と違う」
「こんなに嫌がると思っていなかった」
「カメラマンさんに申し訳ない…」
みなさんこのように言われます。
だけど、こういうパターンの撮影って、
カメラマン的にも、もちろん親的にも
実は最高なんですよ〜!というお話です♪♪*
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和やかに楽しく撮影できることは
親としても心穏やかな時間が過ごせて
子どもたちのかわいい様子も見られて
それはそれで素敵なひとときになります*
それとは反対で、言うことを聞いてくれない撮影の場合、
「立って欲しい場所に絶対に立ちたくない」
「持って欲しいものを絶対に持ちたくない」
「着て欲しいものは絶対に着たくない」
大人的には「言うこと聞いてよー!」「こんなんじゃ笑顔なんて撮れない…」
って、ハラハラしたり、申し訳ない気持ちになったり。
でも、これって全部、「その子自身の意志」なんですよね。
まわりの考えなんて関係ない、その子らしさ全開の状態。
これって、実はすごく素敵なことだと思うんです*
こういう瞬間が残せる時期って実は限られていて、
自分の意思が表現できるようになる1歳頃から、
大人の言っていることを理解して、自分をコントロールして、
その通りやってくれるようになる4歳くらいまでの、
ほんの2〜3年の間だけ。
大きくなると、できるようになっちゃうんですよ。
「大人の言うことを聞く」ってことがね*
そうするとキレイな写真は撮れるかもしれませんが、
本当の、その子らしさむきだしの写真って撮りにくくなるんです。
だから、イヤイヤしてくれたら「やったぜ、この時期限定のかわいい瞬間が残るぜ!♡」なんです^ ^*
大人の言うことを聞いてくれない。
パパママ、カメラマンはあの手この手を使って、
立ってもらおう、持ってもらおう、着てもらおうとする。
それでも、イヤイヤされる。っていうような撮影も、
そのご家族だけ、” その子だからこそ “のストーリー。
知ってましたか??
イヤイヤして、自分がやりたいことやってるときの子どもたちの顔って、
最っ高にキラキラしてるんですよ!☆
親は、あやしたり、何とかご機嫌をとろうと頑張ったり、長時間粘ったりで
撮影の後は、本当もうね、ものすごく疲れます笑(ご協力感謝です(;_;)!!!)
だけど、疲れたってことは、
実は最高の時間を過ごせたし残せたってこと*
だったりするのです^ ^
実際に、そういう撮影の後って、正直にいうと、
カメラマンも体力的に疲れてることが多いです。笑
(というか私が体力あんまりないだけなんですけどね笑(;_;)。鍛えねばー!!!)
だけど、心は疲れてない♪*
持ち帰ったデータを確認したとき、全部の写真に、
いきいきとしたその子らしさが溢れてるんですよね、
そういう撮影のときって、絶対そうなの、私好みのいい写真が多いんですよ♡*
そして、そういう撮影ほど、10年後、20年後、必ず「心に残る愛しい瞬間」になります*
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とはいえ、もちろん、せっかくの大切な記念の撮影なので、
小物を持ってもらえるよう、衣装を着てもらえるよう、
カメラマンとして全力でお手伝いしたりトライはします!
だけど、
やりたくない気持ちや、「今はこうしたいんだ!」というその子の気持ちも
同じくらい大切に考えながら、撮影を進めるように、心がけています*
行きたいところに行けばいいし、やりたいことをやればいい。
もちろん、お子さまだけでなく、パパママがやりたいこと、やりたくないこと、
そのときの思いつきでもいいので、どんどんお伝えいただいて、
相談しながらその時間を作り上げていければいいなと思ってます*
型物を撮らなければならないスタジオだと、なかなか撮ることができない、
オーダーメイドの撮影ができるのが出張撮影。
あなたのご家族らしい「そのときその瞬間」を撮らせてください(._.)*
みんな、ありのままが、ただそれだけですごく良い◎
最後に、そんな愛しい瞬間をご紹介します〜*
一瞬たりとも止まりたくない僕と一瞬でいいから止まって欲しいパパ。3歳七五三。
パパの立ち尽くしている感じが◎(序盤の写真なのでまだまだ疲れ切ってはないですね。笑)
兄弟写真を撮ろうとしたら、走りたくなって、
そのまま自転車で走り去ってしまった兄の図。
弟くん、ぽつん。(公園1周走り切るまで断固として戻らない兄。)
着物は嫌だけど足袋と草履は履きたい姫。こちらも3歳七五三。
おまけの「枝」でより愛らしい仕上がりです◎♪♪*
今日もお読みいただきありがとうございました^ ^*