奇跡のような必然が訪れた話。*

次男に出会えたことは奇跡のような必然。

次男が生まれる2年前。

大きな病気をしました。

それで、右の卵巣を取らないといけなくなったんだけど、

私はどうしても再発が怖くて、

「子宮も左側も全部摘出してください」って先生にお願いした。

だけど先生の答えは、

「健康な臓器を摘出することはできない。
命を生み出すような大切な臓器はなおさら。
医者として、人間として、それはできない。」

残酷な答えだと思った。そのときは。

 

だけど。

 

手術してから1年経ち、2年が経って、

次男が私たちのところにきてくれた。

再発の恐怖なんて吹き飛んで、

ただただ嬉しい気持ちが心に広がった。

妊娠中も、トラブルが多くて、

出産のときも、予定帝王切開だったんだけど、

なかなか処置が進まず、麻酔のカテーテルで出血したり、(処置に1時間半くらいかかった)

そもそも血管が細いから点滴の管もなかなか入らず、

大変な大変な妊娠出産だったんだけど。

(この写真撮ったのは帝王切開産後2日目とかかな。気力で一眼レフ構えた自分グッジョブ!)

病気をしたあの日、先生の倫理観によって守られた私の身体。

片方の卵巣を取ってるから、単純に妊娠の確率は1/2だよね。

それでも、私のところへ来てくれた。

きっと、この子と出会うことははじめから決まっていたのだろう。

奇跡のような必然なんだ、きっと。

 

今日、ふと目に止まったパラトライアスロンの記事。私と同い年の選手が銀メダル。

いろんなことを乗り越えて。本当に、すごいなぁ。おめでとうございます。

 

誰しもみんな、それぞれ、つらいこととか、抱えてることとか、いろいろあって、

そんな中でも自分にできること、自分にしかできないことを何とかこなしながら、

精一杯生きているんだなって、その姿が、なんか、生きることってそれだけで美しいなぁって思った。

私も、結構大変なことたくさん経験してると思うけど、

それって特別でもなんでもなくて、みんなそれぞれそうなんだよね。

なんか安心したよ、ありがとう。

 

さ、自家製梅醤番茶でも飲んで温まって寝ます!

今日もお読みいただきありがとうございました、おやすみなさい。